俺の生い立ち

が生まれたのは1988年の真夏。
 それとなーくお袋に話を聞いたら、生まれてくるまで男の子やと思っとったらしい。どーゆう理由かは分からん。
 小さい時は顔立ちが男らしかったけん男の子と間違えられる事がようあったって話。間違えられて嫌やなって感覚はまったく
 ってくらい無かった。

歳くらいんとき家族で遊園地に行った。俺は髪短いし活発やったけん男と間違われんようにと、お袋は赤とピンクの
 服を着せんしゃった。が!どう見ても変な趣味の男の子に見えた。行動が女やないってのもあった。
 10歳位になってもそれは変わらんで、お袋の趣味のピンクい服を着とっても、便所を聞くとどこの店員も男子便に連れて行っ
 た。牧○うどんに行くと青い茶碗が毎回来た。

んで女子便を使ってるんだ?って疑問をもってしまった小学2年の時。
 即男子便を試して出来ずにショックをうけた。何回かやったが失敗ばっか。お袋に服を汚した理由を聞かれ正直に言うと
 女の子っちゃけん当たり前やと怒られた。
 小学一年から始めた赤いランドセル潰しは3年の時に新しいカバンを買ってもらって修了した。

独化した高学年時代。男のグループも女のグループにも入れんできつかった。ほとんど友達がおらんかったなァ。
 やけん放課後近所の兄ちゃんとかタメの友達とかとゲームすんのが楽しみやった。
 中学入学まで後3ヶ月って時くらいから自殺考え出した。ガキやったけん本気やなかったと思うけど。どこで死のーかとか
 遺書書いたりなんか色々しよったけど、結局嫌々入学していった。小学卒業式は一人だけパーカーと短パンやった。

潮はかなりのショックやった!本気でいややった。んで隠した。半年くらいして、近所の友達と遊びよったら急に始まって
 汚れた服見た近所の人がお袋に電話。はずかって泣いとったら、お袋が「おめでたい事やけん赤飯炊こう」と言ってきた。
 消えたいと思った。それから一ヶ月はひきこもりになった。

途半端止めて、メンズの髪にすれば?これは姉貴が中2ん時に言った。
 女にならないかんと思って伸ばした中途半端な髪はその日を堺にばっさり切ることにした。もう我慢したくなかったっちゃん。
 めっちゃハードのワックスで髪をツンツンに立ててみた。やっと普通になった気ィした。次の日からはツンツン頭で登校した。
 よう先生にキレられたけど、卒業近くなったら何も言われんようなった。

ンフルエンザの予防注射に行けと、お袋が言い出した。しかたなく行く事にしたが!!診察があるとは思わず胸を
 ガムテープで潰しとうのを医者に見られてしまった。看護士が悩みがあるのかと聞いてきたけど、今までの違和感とか
 言えるわけがなかった。変態やと思われる。FTMを知らんかった間、俺はずっと自分だけが頭おかしいんやと思い続けた。
 大人になれば変れる。将来がめっちゃ心配やった。もし大人んなっても女になれんかったらどうしょーかって・・

カートが嫌で高校は通信に行く事にした。まだ入学してすぐの頃に姉貴が「オッパイを取ったカレシ」を買って来た。
 かなり衝撃を受けた。これは俺やないか!そう思ってインターネットで調べまくった。俺はこのまま大人になってもいい
 んやなァ。って事がうれしくてたまらんかった。 
 その年にお袋と友達Sに自分の事を話すと両方、そのままでいろよって答えやった。今では2人共カムった事には触れてこん

006年現在
 姉貴と妹が勝手にHPを見て自分のことがばれた。ショックやった。自分で話すんやなくて、今まで思ってきた事?とかを全部
 知られてしまったってのが嫌でしょうがなかった。やっぱり油断はいかんなァって思い知った。
 二月に大学病院で初のカウンセリングを受けた。先生があんまり好きやないけん次行くかはまだ考えてない。

 4月、カウンセリング3回目。両親を呼ばな先に進まんらしく来月は親を連れて来いと言われた。
 バイト先のおじさんに女やとゆうことがバレた(かも)焦りつつも通ってはおるが、転職予定中。